- 著者
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小竹 豊
- 出版者
- 公益社団法人 日本雪氷学会
- 雑誌
- 雪氷 (ISSN:03731006)
- 巻号頁・発行日
- vol.19, no.6, pp.172-181, 1957
目次<BR>1.雪の輸送に及ぼす影響<BR>2.積雪と気象管理<BR>3.防雪体制<BR>4.機械力除雪<BR>5.人力除雪<BR>6.防雪林及び防雪柵<BR>7.結び<BR>国鉄は23,000kmの本線軌道延長を有し, 年間延39億人の旅客と, 1億6,000万屯の尨大な貨物を輸送して・国民の足の努めを果しているが, 冬ともなれば・その約40%の9,000kmが雪に覆われ, これが除雪に心を砕いている.除雪は雪掻車を主体として, 除雪労務員を併用しているが, その経費は莫大であり, 除雪労務賃銀だけで年間2億円の多額にのぼっている.雪の国鉄輸送に及ぼす影響は非常に大きいが, 以下新潟鉄道管理局における除雪の実晴を主として記述する.