- 著者
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山根 信二
小笹 裕昌
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. FACE, 情報通信倫理
- 巻号頁・発行日
- vol.96, no.440, pp.9-16, 1996-12-21
- 被引用文献数
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「ハッカー」とはシステムに精通した人物に対する称号であり, ハッカーはネットワーク社会への貢献者でもある. しばしばハッカーは蔑視の意味でしばしば誤って使われたが, やがてサイバーテロリストをハッカーと区別するために「クラッカー」と呼ぶようになり, RFCでもその呼称が提案されている. 本論ではハッキングをセキュリティ破りではなく, インターネットやフリーソフトウェアに体現される自由と協調の精神の観点から捉える. そしてハッカーを養成する運動の現状を分析し, ハッカーの裾野が広がる意義を考察する.