- 著者
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山内 康宏
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.107, no.10, pp.2059-2066, 2018-10-10 (Released:2019-10-10)
- 参考文献数
- 10
- 被引用文献数
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5
気管支喘息の有症率及び有病率はそれぞれ約10%及び5%であり,小児から高齢者まで全ての年齢層で発症する.喘息診療の進歩・普及に伴い,良好な喘息コントロールが得られる症例も多くなり,喘息増悪に伴う入院や喘息死も減少している一方で,難治性の重症喘息や回避すべき喘息死は依然存在する.特に高齢者においては,有症率が高く,喘息死の割合が多い.今後の喘息診療のさらなる進歩と充実化,そして,その普及が重要である.