著者
山口 虎彦 山本 陽介 木下 大輔 秋葉 欣哉 Reed Christopher A.
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 第57回有機反応化学討論会
巻号頁・発行日
pp.5, 2007 (Released:2008-10-06)

アレン化合物1a (R=Me)及び1b (R=Ph)を合成した. 1をジメチル化しスルホニウム塩とすることで超原子価6配位炭素化合物2を合成した.ヨウ化メチルと銀塩を用いてジメチル化することで目的物を結晶化することができX線構造解析に成功した.2bにおいてメトキシ基の酸素原子とアレン骨格の中心炭素との距離はフェノキシ基の酸素原子と中心炭素間の距離よりも短いことが分かった.また1aを二電子酸化することで安定な三重項カルベンの合成を検討した.