著者
山口 虎彦 山本 陽介 木下 大輔 秋葉 欣哉 Reed Christopher A.
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 第57回有機反応化学討論会
巻号頁・発行日
pp.5, 2007 (Released:2008-10-06)

アレン化合物1a (R=Me)及び1b (R=Ph)を合成した. 1をジメチル化しスルホニウム塩とすることで超原子価6配位炭素化合物2を合成した.ヨウ化メチルと銀塩を用いてジメチル化することで目的物を結晶化することができX線構造解析に成功した.2bにおいてメトキシ基の酸素原子とアレン骨格の中心炭素との距離はフェノキシ基の酸素原子と中心炭素間の距離よりも短いことが分かった.また1aを二電子酸化することで安定な三重項カルベンの合成を検討した.
著者
秋葉 欣哉 大越 昌樹 菊池 那明 渥美 照夫 中井 浩巳
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 第20回基礎有機化学討論会(第39回構造有機化学討論会・第59回有機反応化学討論会)
巻号頁・発行日
pp.30, 2009 (Released:2009-11-20)

秋葉らは3中心4電子超原子価結合の概念に基づき、オクテットを超え、中心炭素原子が形式的に10個の価電子を収容する安定な5配位超原子価炭素化合物(10-C-5)を合成した。 本研究では、同様の概念に基づき12個の価電子を収容する、6配位超原子価炭素化合物(12-C-6)の安定構造が存在することを量子化学計算により示し、またその誘導体における置換基の影響を解析し、より安定な超原子価結合を有する12-C-6化合物を提案する。