著者
山本 朗仁
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

歯髄幹細胞の性状解析を行い神経系譜に近い性状を示す細胞集団であることを明らかにし、歯髄幹細胞を効率的にドーパミン神経細胞に分化誘導することに成功した。歯髄幹細胞を用いた神経再生医療の実現を目指し、脊髄損傷、脳室周囲白質軟化症、パーキンソン病治療への歯髄幹細胞移植による治療効果を検証した。歯髄幹細胞は骨髄間葉系幹細胞を遥かにしのぐ神経再生効果を発揮する間葉系幹細胞であることを明らかにした。