著者
山本 湧輝 熊本 忠彦 灘本 明代
雑誌
第8回Webとデータベースに関するフォーラム論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.174-181, 2015-11-17

Twitter では任意のユーザをフォローすることで,そのフォローされたユーザ (フォロイーと呼ぶ) がツイートした内容を自分のタイムライン (TL) に表示させることができるようになる.そのため,実世界での友人や知人だけでなく,共通の趣味・嗜好を有するユーザや有益な情報をツイートしているユーザ,好きな有名人 (芸能人や政治家,スポーツ選手など) をフォローすることで,自分の TL を充実させることが可能である.しかしながら,Twitter 上には数多くのユーザが存在しているため,その中からユーザがフォローしたくなるようなユーザ (すなわちフォロイー候補) を探し出すのは面倒な作業と言える.この問題を解決するために,最適なフォロイー候補の推薦について多くの先行研究がある.これら先行研究では,ツイートの話題が似ているユーザをフォロイー候補として推薦する場合が多いが,ツイートの話題が類似しているからといって,その話題に対するユーザの感情が異なる人をフォロイー候補として推薦するのは適さない場合も多数存在する.そこで我々は,ユーザの興味のある話題が類似しているかどうかだけでなく,その話題に対してどのような感情を持っているかも考慮してフォロイー候補を推薦するシステムを提案する.このとき,任意の話題に対する感情を表現するために,我々が先行研究で提案した Twitter 向けの 8 次元の感情軸 (「喜・好」,「安」,「昂」,「哀」,「怖」,「怒・厭」,「驚」,「恥」) を用いることとし,ツイートからの感情をこの8軸からなるレーダーチャートを用いて可視化する.
著者
山本湧輝 熊本忠彦 灘本明代
雑誌
2014年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, 2014-09-10

Twitterはその手軽さからユーザの感情が表れやすい。ツイートの中には、顔文字や叫喚フレーズが多く含まれ、ユーザの感情をより表している。そこで本論文ではこれら顔文字や叫喚フレーズをTwitter特有表現と呼び、その特有表現を考慮したツイートの感情抽出手法を提案する。