著者
上村 章浩 藤波 努 山本 知幸
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.4, pp.219, 2004

技能修得の過程には個人差があるが、その差は「才能」や「素質」という言葉で片づけられてしまいがちである。しかし、そのような個人差はなぜ生じるのであろうか?本研究ではシェイカーによるサンバのリズム演奏を題材として、初心者が上達していく過程を観察するとともに、学習者間で身体技能の修得過程にどのような差異が存在するかを分析した。実験では、複数の被験者を対象として、シェイカーを振る動作をモーションキャプチャ装置を使って計測し、身体各部位の連携を分析した。また各被験者の動作と修得過程を比較して、どこに上達の差異が生じているかを特定した。
著者
山本 知幸
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.53-63, 1997-04-20

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著者
石川 航平 山本 知幸 藤波 努
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.125, 2006 (Released:2006-12-07)

なぜ人間は技能習得の過程、リズム感の習得において個人差が生じるのであろうか。本研究ではサンバスクールに通い、サンバ・ダンスを初心者が6ヶ月間の練習期間に上達する過程を観察した。サンバのリズムは元来、日本人が持つ感覚とは異なり、長期的に渡る訓練で習得しなければならない。実験においては二人の被験者を対象として6ヶ月間の間、5回に渡り、モーションキャプチャ装置を身体の18カ所のポイントに装着し計測した。タスクは難易度により四段階に分類した踊りのパターンとした。得られたデータを身体各関節の協調度に注目して分析した。その結果、サンバ・ダンスの上達過程における特徴的な差異を特定した。