著者
廣田 昌彦 馬場 秀夫 高森 啓史 大村谷 昌樹 山本 章嗣 大村谷 昌樹 山本 章嗣
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

急性膵炎におけるオートファジーの意義と急性膵炎の発症機序を明らかにするために、Psti/Atg5ダブル欠損マウスと膵特異的Atg5欠損マウスを作成し、解析した。1)膵外分泌刺激時には、オートファジーの結果トリプシンが生成するが、通常はPSTI活性によりトリプシン活性は阻害されて膵障害は生じない、2)過剰な膵外分泌刺激によりトリプシン活性がPSTIの制御活性を超えると、連鎖的に膵消化酵素が活性化されて膵が障害される、という結論を得た。