著者
依田 慶正 鈴木 潔 芝 煙彦 山本 郁榮 山本 洋佑 栗山 節朗
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.38, no.6, pp.1137-1149, 1994
被引用文献数
4

コンタクトスポーツ選手の顎口腔系の保護を目的として,マウスガードが使用されている.近年,そのマウスガードを用いて各個人の運動能力を最大限に導き出すための研究が報告されている. 本研究もそれらの研究に属するが,これまでの研究は一般の人を対象としているためデータの再現性が乏しい短所があった.本研究はその点を考慮して,被験者に世界選手権優勝者あるいは出場者など一流の選手を選択した.さらに多関節運動が測定可能なエリエール・マシーンを用いて測定を行い,マウスガード装着による全身運動への影響を分析,考察したものである.