- 著者
-
山道 新太郎
ルセシェール ピエール イブ
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. SDM, シリコン材料・デバイス
- 巻号頁・発行日
- vol.95, no.194, pp.9-16, 1995-07-27
- 参考文献数
- 8
ECR MOCVD法による高誘電率SrTiO_3薄膜と反応性エッチングにより加工したRuO_2/TiN下部電極を用いてGb世代のDRAMに対応可能なキャパシタ技術を開発した。Sr(DPM)_2とTi(i-OC_3H_7)_4を原料とし酸素をECRプラズマで励起することにより、450℃という低温で膜厚40nm、誘電率150のSrTiO_3膜を作製した。またO_2にCl_2を10%程度混合することにより150nm/minのエッチング速度で0.2μmサイズのRuO_2電極が作製できることを見出した。高さ500nmのRuO_2/TiNスタック電極上のSrTiO_3膜のステップカバレッジは50%と良好で、3次元構造をした電極の側面を利用すれば1Gbit DRAM相当のサイズでも25fF/cellが達成できることがわかった。