著者
岡村 真貴子 中島 真一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.1784-1785, 1989-03-15

流体の流れ解析を行う手段には.大きく分けて差分法と有限要素法がある。このうち差分法は,計算時間が短い,使用メモリが少ない,収束性の良い手法が開発されているなどの理由から.広く利用されている。しかし,十分な図形出力機能を備えているものが少なく,ポスト処理の充実が望まれている。一方,有限要素法は,従来より構造解析の分野で活用されてきたことから,高度な図形処理機能が整備されているソフトが多く,また汎用のポスト・プロセッサも,いろいろなものが用意されている。このことから,有限要素法系ソフトの豊富なポスト処理機能が利用できるよう,差分法のモデルと解析結果を有限要素法のデータ構造に変換し,汎用性のあるデータとして出力する,差分法のポスト処理プログラムを開発したので,以下に報告する。