著者
岩井 雅史
巻号頁・発行日
2014-11-08 (Released:2015-09-18)

第64回長野県図書館大会 第11分科会(大学専門図書館部会)の発表資料(平成26年11月8日開催)
著者
石坂 憲司 岩井 雅史 後閑 壮登 大場 秀穂 坂口 良
出版者
国立情報学研究所
雑誌
Progress in informatics : PI (ISSN:13498614)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.137-151, 2008-03
被引用文献数
2 3

この論文は,信州大学学術情報オンラインシステム(Shinshu University Online System of GeneralAcademic Resources (SOAR))の開発について報告するものである。信州大学は,国立情報学研究所の2006-2007年度の最先端学術情報基盤(CyberScience Infrastructure(CSI))の構築事業に参加した。これを機に,信州大学は,総合的な学術情報システムであるSOARの構築を目指した。SOARは,学内の最新の学術情報環境を整備すると共に,本学研究者の研究成果・研究活動を広く国内外に発信するためのものである。具体的には,「研究者総覧」と「機関リポジトリ」の2つを柱とし,それに「電子ジャーナル」と「Web of Science」とを加えて相互に連携させたシステムである。SOARは,今後の学術情報システムのモデルの一つになるものと考えられる。なお,機関リポジトリ(SOAR-IR) は,既存のソフトウェアを用いて構築したが,研究者総覧(SOAR-RD)は,XML技術を用いて新たに開発した。
著者
岩井 雅史 後閑 壮登
出版者
情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.18-22, 2009
参考文献数
18
被引用文献数
2

信州大学では,機関リポジトリを大学・研究者の視認性向上の手段としてより効果的・戦略的に活用するため,機関リポジトリと研究者総覧とを連携させたシステム「SOAR」を開発して運用を行ってきた。同システムはシステム同士をリンクでつなぎ,閲覧者が多くの情報を簡単に入手できるような設計とすることで,その第一の目標である研究者の視認性向上の実現を狙っている。またデータの一元管理を可能とすることで,研究に付随するデータ管理の負担軽減も目指している。本稿では信州大学のこれまでの取り組みと今後の戦略および発展の方向性について述べる。