著者
石坂 憲司
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.207-215, 2009 (Released:2009-07-01)
参考文献数
5

信州大学附属図書館医学部図書館(当館)では,地域医療支援活動の一環として,平成20年6月より長野県内の信州大学研修医・研修生派遣病院に対し,次の新サービスを開始した。(1)JDreamIIのコンソーシアム契約による特別価格での提供,(2)Web申し込み方式による文献複写物の提供。次に,平成21年5月より信州大学医学部附属病院内に患者図書室が開設され,当館からは医学系図書の受入,各種情報提供を行うこととなった。本稿では,新サービスの開始に至る経緯と現状,および信州大学医学部附属病院患者図書室の概略を報告する。これらの活動により,関連病院の医学文献の入手,および病院患者に対する医学文献提供が格段に向上するものと期待される。
著者
石坂 憲司 岩井 雅史 後閑 壮登 大場 秀穂 坂口 良
出版者
国立情報学研究所
雑誌
Progress in informatics : PI (ISSN:13498614)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.137-151, 2008-03
被引用文献数
2 3

この論文は,信州大学学術情報オンラインシステム(Shinshu University Online System of GeneralAcademic Resources (SOAR))の開発について報告するものである。信州大学は,国立情報学研究所の2006-2007年度の最先端学術情報基盤(CyberScience Infrastructure(CSI))の構築事業に参加した。これを機に,信州大学は,総合的な学術情報システムであるSOARの構築を目指した。SOARは,学内の最新の学術情報環境を整備すると共に,本学研究者の研究成果・研究活動を広く国内外に発信するためのものである。具体的には,「研究者総覧」と「機関リポジトリ」の2つを柱とし,それに「電子ジャーナル」と「Web of Science」とを加えて相互に連携させたシステムである。SOARは,今後の学術情報システムのモデルの一つになるものと考えられる。なお,機関リポジトリ(SOAR-IR) は,既存のソフトウェアを用いて構築したが,研究者総覧(SOAR-RD)は,XML技術を用いて新たに開発した。
著者
石坂 憲司
出版者
科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.207-215, 2009

信州大学附属図書館医学部図書館(当館)では,地域医療支援活動の一環として,平成20年6月より長野県内の信州大学研修医・研修生派遣病院に対し,次の新サービスを開始した。(1)JDreamIIのコンソーシアム契約による特別価格での提供,(2)Web申し込み方式による文献複写物の提供。次に,平成21年5月より信州大学医学部附属病院内に患者図書室が開設され,当館からは医学系図書の受入,各種情報提供を行うこととなった。本稿では,新サービスの開始に至る経緯と現状,および信州大学医学部附属病院患者図書室の概略を報告する。これらの活動により,関連病院の医学文献の入手,および病院患者に対する医学文献提供が格段に向上するものと期待される。
著者
石坂 憲司
出版者
日本医学図書館協会
雑誌
医学図書館 (ISSN:04452429)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.24-29, 2008
被引用文献数
1

Shinshu University took charge in 2006 of Area I ofthe Cyber Science lnfrastructure (CSI) Development Projectof the National lnstitute of lnformatics (NII), and developedthe Shinshu Universtiy Online System of General AcademicResources (SOAR). SOAR achieves mutual coordinationby linking e-journals and the Web of Science to theresearcher directory and the institutional repository - two systemcornerstones. This led to improvement Qf the internalenvironment of scholarly information of the university, anddissemination of university research results and researchactivities, both within Japan and around the world, to a wider audience. SOAR targets universality, and the core of its systemhas begun to be provided free of charge to the academiccommunutiy around the world. Tlie role of the medical libraryin SOAR is to encourage researchers to archive their papersin the institutional repository, to formulate and promote anarchiving policy, to deal with the faculty and to cooperate withthe main library.