著者
和田 真一 越田 圭治 園田 健人 峯岸 寛人 菊地 光男 久保田 洋彰 澤 孝一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.144, pp.37-42, 2008-07-11
被引用文献数
7

電気接点に実用的振動を与えうるハンマリング加振機構を開発し,微小振動が接触抵抗に与える影響を考察できる可能性を検討した.外部入力として,単位ステップ関数を導入し,本加振機構の数学的モデル化を実施しPCによるシミュレーションを行なった.このモデルを用いて変位・加速度・力学的エネルギーなどの基本的な力学量に関する考察を行なった.有限要素法(ジオメトリ要素法)により,加振動作をシミュレータとの比較により,基板を固定している固定端近傍の挙動や変位・加速度の絶対値において差異はみられたものの,波形の概形においてよい一致をみた.