著者
島村 潤一郎
出版者
金沢大学附属高等学校
雑誌
高校教育研究 (ISSN:02875233)
巻号頁・発行日
no.70, pp.17-26, 2019-03

どうして日本人はこんなに長時間労働が好きなのだろうかと首を傾げることが多い。 さらに理解できないことがある。結果が出なかった時,「頑張ったから仕方がない」というような言い訳が出てくる点だ。 「頑張る ・ 頑張らない」と「結果が出る ・ 出ない」を交差させると四つの象限ができあがる。 一番いい 組み合わせは「頑張ってない ・結果が出る」で,最低の組み合わせは「頑張る・結果が出ない」である。 いかに効率よく生徒に国語の力をつけさせるかという試みをまとめたものが本稿である。
著者
島村 潤一郎
出版者
金沢大学
雑誌
高校教育研究 (ISSN:02875233)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.1-12, 2000-10

四月から三月まで,春夏秋冬,その季節に応じた詩歌を各週,古文の授業の頭に紹介するという「折々の歌」というコーナーを設けてみたことがある。その応用編として生まれた企画の一つがこの企画である。第二弾ということで,今回は「名言」の類をとり扱うことにしてみたが,ただ羅列するだけでは芸がない。というわけで古代エジプトから二十世紀まで,人間の歴史という時系列に沿ってそれらを並べてみた。今回は,ギリシア・ローマ編,アジア編,近代ヨーロッパ編と続くシリーズの第二部である。また「名言をつくろう」というコーナーも途中で設けてみた。以下の記録はここ何年か現代文の授業で行ってきたその企画の授業実践報告である。