著者
風間 武 小池 透 島田 享久 川上 明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.97, no.334, pp.1-6, 1997-10-23

スポーツのなかで衝突により、プレーを行う競技が数多くある。卓球もボールをラケットに衝突させ、プレーを行う競技である。選手は、相手の打ち返したボールの軌道を予測し、ラケットを振り、目的の球種及び軌道で打ち返す。使用するラケットの評価は、打ち返したときの打撃感やボールとラケットの発生音により行っている。さらに、これにより自分にあったラケットの選定や試合中の動作の確認を行っている。そこで、ラケットの衝突時の現象を把握し、これがラケットの振動及び音響特性を解析し、さらに、ラケットの設計手法を提案する。
著者
芳川 美代子 北沢 俊二 島田 享久 朝倉 国勝 大角 昌和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.99, no.395, pp.17-23, 1999-10-29

家庭用精米器は、精米時の発生音が大きいため、その低減が強く望まれている。本研究は、精米器発生音の低減を目的とし、音と振動の測定を行い発生音の特徴とその発生機構を解明し、減音対策を実施した。その内容は次のとおりである。(1)振動発生源である搗精部を固定する支持台と、底板,ホッパー,ケーシングを振動絶縁する(2)ケーシングの開口部を減らし内部からの放射音を低下させる。これらの対策により、精米器を構成する部品の振動音と、内部からの放射音が抑制された。従来品と対策を施した精米器の発生音レベルを比較すると、音圧レベルが72dBCから62dBCに低下した。