- 著者
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川崎 恒
- 出版者
- 公益財団法人 日本醸造協会
- 雑誌
- 日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
- 巻号頁・発行日
- vol.84, no.8, pp.525-528, 1989-08-15 (Released:2011-09-20)
酒造技術は時代の流れとともに大きな変遷をたどってきたが, その中でも酒母造りは, その意義が純粋酵母の大量培養ということから, より簡易な方向に収束してきたということがいえる。しかし, 当社では時代の流行に影響されず, 昔からの生翫造りをかたくなに守ってきた。そこで, この生翫造りの意義を技術的な面から解説していただいた。高度化する最近の嗜好に対応するには, このような話題性や物語も必要な要素と考えられる。