著者
川田 一義
出版者
尾道大学
雑誌
尾道大学経済情報論集 (ISSN:13469991)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.91-105, 2004-12-31

この小論は、平成16年5月27日に、尾道市内のテアトロシェルネ(しまなみ交流館)の大会議室にて開催された、『2004年度尾道大学公開講座』(瀬戸内しまなみ大学共催)での講演(演題:「税金の話」)の原稿をその後、補正・加筆の上、再編成したものである。市民の皆さんに税というものを身近に感じてもらうと共に、興味を抱いてもらうように税の対象となる課税標準についてやさしく論述した。
著者
川田 一義
出版者
尾道大学
雑誌
尾道大学経済情報論集 (ISSN:13469991)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.63-83, 2005-12

青色申告とは、一定の帳簿書類を備え付け、それに基づいて正確な所得を計算し申告する納税者に対して、税制上の特典を認める制度である。この特典を受けようとする場合には、税務署長より確定申告を青色の特別な申告書で提出することの承認を受けなければならない。青色申告の普及・育成を通じて、正しい申告り内税と企業経営の合理化を図ることを目的として、個人事業主によって組織されている団体が青色申告会(Blue Return Association)である。現在、全国で3000会以上、会員は100万人を超えている。ここでは、尾道の青色申告会の変遷を例に取りながら、青色申告制度の創設、推移、及び、今後のあり方等を考える。