著者
門間 正彦 石森 佳幸 川野 道宏 福島 理菜 井上 瑞希
出版者
茨城県立医療大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

MRI検査の時に被験者がどの程度ストレスを感じるかについて検討した。客観的ストレスの指標として心拍間隔の時系列データから得られる周波数領域指数に着目し、LF/HF値とHF値を計測することによりストレスとの関係を検討した。さらに主観的ストレス(VAS)についても比較検討した。LF/HF値、HF値の結果から過半数が検査中にストレスを感じているという結果になった。検査前後よりも検査中にLF/HF値が低い値になった被験者もいたが、VASの結果よりほとんどの人が検査中にストレスを感じていたことから、MRI検査時には患者のストレスに注意する必要がある。周波数領域指数とVASとの相関性は確認できなかった。