著者
八代 一浩 笹本 正樹 平川 寛之 山本 芳彦 林 英輔
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.44(1999-DSM-013), pp.49-56, 1999-05-21

地域IXには大きく2つの目的がある.1つはNational IXと同様にネットワークの階層化によるトラヒックの分散である.もう1つは地域IXを経由したエンドシステム間に最短な経路を提供することである.1997年12月より,山梨情報ネットワーク相互接続機構(amanashi Network Information eXchange:Y?NI)の運用を行っている.本稿では,YNIXの運用および評価実験について紹介する.その結果,地域IXがジッタ,遅延,パケット損失に関して優れた特性を持つネットワーク環境を提供できることを実証的に示す.