著者
八木 正紀 平栗 覚 伊賀 聡一郎 安村 通晃
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.461-462, 1995-03-15

近年、音声認識・音声合成を利用したエージェントベースの音声対話システムの研究が多くみられるようになってきた。エージェントに様々な表情を持たせることで新しいヒューマンインターフェイスを提供している。しかし、エージェントに様々な表現力を持たせる反面、それらの人間に与える影響が考慮されていない。そこで、本研究では人間とコンピュータ内のエージェントが互いに音声を用いてやりとりする上で、エージェントからの情報提示の変化による人間側の発話に与える影響を調査するために、Wizard of Oz(以下WOZ)方式による模擬音声対話システムを構築し、その実験の結果について考察を加えることとする。