著者
金澤 正憲 平野 彰雄 赤坂 浩一
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.39(1994-DPS-065), pp.145-150, 1994-05-19

多くの研究者が共同で利用する大型計算機システムでは、利用者の保存ファイルおよびセンターの提供するデータベースの容量は、増加の一途を辿っている。しかし、すべてのファイルが毎日参照されるわけではなく、3ケ月から数ケ月間まったく参照されないファイルもある。このような状況に対して、ファイルの階層化が採用されるのが通常である。ここでは、京都大学大型計算機センターで導入した利用者保存ファイルに対する階層ファイルの構成・概念と運用について述べる。さらに、利用者保存ファイルのバックアップとリカバリの方式についても述べる。