著者
平野 洋一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.25, pp.17-24, 1999-03-12
被引用文献数
1

XML (eXtensible Markup Language)の応用として最も注目されている分野の1つが、企業間データ交換(EDI)への適用である。従来、EDIは大企業を中心に専用VAN上で展開されてきたが、インターネットの爆発的な普及に伴い、インターネットベースの安価で先進的なEDI(=インターネットEDI)導入の機運が高まっている。XMLは、このインターネットEDI上で扱うデータ形式として注目され、研究や試験導入が進んでいる。また一方では、XML化にあたっての課題も明らかになりつつある。本稿では、XMLのEDIへの応用の動向を探り、今後の方向性および課題について述べる。The XML/EDI is XML (eXtensible Markup Language) based Enterprise Data Interchange over the Internet. Since the exploding worldwide penetration of the Internet, the demand for using Internet as the transmission wire of the EDI is emerging. XML is the ideal data format for internet-based EDI system because of the suitability to the established and leading edge Web technology and the extensibility of the language syntax.