著者
三隅 将吾 高宗 暢暁 庄司 省三
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、以下のような成果を得た。1)ウイルスの外被糖タンパク質に対する抗体やCCR5に対する抗体を粘膜面に誘導できた。2) CCR5および外被糖タンパク質に対する抗体価を維持するための交叉免疫抗原を見つけることができた。3)本邦におけるHIV/AIDS経膣感染霊長類モデルの構築を試みたところ、ヒトの性周期と類似するカニクイザルを用いて、SIV10000TCID_<50>/ml(1ml)をSIV感染細胞及び精液とともに複数回接種するモデルが妥当であるという結論に至った。