著者
花里 孝幸 廣川 春香
出版者
日本陸水学会
雑誌
日本陸水学会 講演要旨集 日本陸水学会第69回大会 新潟大会
巻号頁・発行日
pp.44, 2005 (Released:2005-09-21)

ミジンコの個体群変動を実験室内で起こし、増殖期、ピーク期、衰退期に殺虫剤カルバリルを投与してその影響を調べた。ピーク期に殺虫剤が投与された時に最も大きく個体群が減少し、また回復が遅れた。このことから、殺虫剤に対する個体群の感受性は、個体群の趨勢によって異なり、ピーク期が最も殺虫剤の毒性影響を受けやすい時期であることがわかった。これには、個体群の変動に伴って変動した餌条件が関わっていたものと考えられた。