- 著者
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張 碩
紫合 治
- 雑誌
- 研究報告組込みシステム(EMB)
- 巻号頁・発行日
- vol.2013-EMB-29, no.3, pp.1-8, 2013-05-20
システムの要求分析に UML を適用することがあるが,UML はもともとシステムの解決策を検討するツールであり,初期の分析では解決策ではなく問題そのものを扱う 「プロブレムフレーム」 が有効に使える.プロブレムフレームではもとの問題をいくつかのサブ問題に分割することを推奨するが,サブ問題の規定の仕方,その振舞いの規定方法については特に明示されていない.ここでは,プロブレムフレームのサブ問題の規定にシーケンス図を使う方式について述べ,この方式を支援するシステムについて説明する.