著者
追沼 龍三 成沢 郁夫 小山 清人
出版者
一般社団法人 日本繊維機械学会
雑誌
繊維機械学会誌 (ISSN:03710580)
巻号頁・発行日
vol.49, no.12, pp.T313-T323, 1996

1×1ゴム編編成域での結び目 (コーマ綿糸c30s/1を用いたウィバースノットおよびフィシャマンズノット) による糸切れ発生機構について, 高速ビデオカメラを用いて詳細に研究した.得られた結果は次の通りである.<BR>(1) 1x1ゴム編編成域での結び目による糸切れが次の3段階を経て発生することを明らかにした.1) シリンダ針の針頭のフック部への結び目の引っ掛かり, 2) 糸張力の増大, 3) 糸切れ.<BR>(2) 1×1ゴム編編成域でのエアースプライスによる糸切れはいずれの編成条件でも全く発生しない.<BR>(3) いずれの結び目でも, 結び目の引っ掛かる率, 引っ掛かった結び目による糸切れ率および結び目による糸切れ率はカム引込量, 給糸張力および巻取荷重の増加とともに増加する.<BR>(4) いずれの編成条件でも, 結び目の引っ掛かる率, 引っ掛かった結び目による糸切れ率および結び目による糸切率はウィバースノットよりフィッシャマンズノットの方が大きい.
著者
成沢 郁夫
出版者
社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会会報 (ISSN:00214426)
巻号頁・発行日
vol.27, no.8, pp.650-656, 1988-08-20 (Released:2011-08-10)
参考文献数
35
被引用文献数
1
著者
追沼 龍三 成沢 郁夫 小山 清人
出版者
The Textile Machinery Society of Japan
雑誌
繊維機械学会誌 (ISSN:03710580)
巻号頁・発行日
vol.48, no.7, pp.T173-T182, 1995-07-25 (Released:2010-02-12)
参考文献数
7

結び目 (コーマ綿糸c30s/1を用いたウイバースノットおよびフィッシャーマンズノット) に起因する平編編成域での糸切れ発生機構について, 高速ビデオカメラを用いて詳細に研究した.得られた結果は次のとおりである. (1) 結び目に起因する平編編成域での糸切れが次の3段階を経て発生することを明らかにした.1) 針のフックおよびべらとオールドループとで形成する隙間あるいは針頭と溝壁との隙間での結び目の引掛かり, 2) 糸張力の増大, 3) 糸切れ. (2) エアスプライスによる平編編成域での糸切れはいずれの編成条件でもほとんど発生しない. (3) いずれの結び目でも, 結び目の引掛かる率, 引掛かった結び目の糸切れ率および結び目の糸切れ率はカム引込量, 給糸張力および巻取荷重の増加とともに増加する. (4) いずれの編成条件でも, 結び目の引掛かる率, 引掛かった結び目の糸切れ率および結び目の糸切れ率はウイバースノットよりフィッシャーマンズノットの方が大きい.
著者
追沼 龍三 成沢 郁夫 小山 清人
出版者
The Textile Machinery Society of Japan
雑誌
繊維機械学会誌 (ISSN:03710580)
巻号頁・発行日
vol.49, no.12, pp.T313-T323, 1996-12-25 (Released:2010-02-12)
参考文献数
11

1×1ゴム編編成域での結び目 (コーマ綿糸c30s/1を用いたウィバースノットおよびフィシャマンズノット) による糸切れ発生機構について, 高速ビデオカメラを用いて詳細に研究した.得られた結果は次の通りである.(1) 1x1ゴム編編成域での結び目による糸切れが次の3段階を経て発生することを明らかにした.1) シリンダ針の針頭のフック部への結び目の引っ掛かり, 2) 糸張力の増大, 3) 糸切れ.(2) 1×1ゴム編編成域でのエアースプライスによる糸切れはいずれの編成条件でも全く発生しない.(3) いずれの結び目でも, 結び目の引っ掛かる率, 引っ掛かった結び目による糸切れ率および結び目による糸切れ率はカム引込量, 給糸張力および巻取荷重の増加とともに増加する.(4) いずれの編成条件でも, 結び目の引っ掛かる率, 引っ掛かった結び目による糸切れ率および結び目による糸切率はウィバースノットよりフィッシャマンズノットの方が大きい.