著者
戸田 英夫 多田 昌裕 野間 春生 蓮花 一己
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.54, pp.37-40, 2009-12-03

近年の交通事故原因の特徴として安全不確認,脇見運転,動静不注視が上位を占めており,運転手の危険認知不足によって引き起こされる事故が多発している.そのため,運転手が危険認知不足に陥りやすい箇所を抽出し,それを認知させる技術の確立は予防安全の観点からみても重要である.本研究では,運転手に装着型センサを取り付けて運転手の一挙一動を計測し,計測した動作データから危険認知不足にともなう行動を推定し,推定した行動が頻発する領域を潜在的危険領域として抽出する.抽出した潜在的危険領域に基づき交通ハザードマップを生成し,これら一連の仕組みを自動化する手法を提案する.