著者
手嶋 毅
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.19-28, 1993

最近,「マルチメディア」という言葉が,様々な局面で登場するようになった。それは,日本企業と海外の企業との共同開発,業務提携,出資,また企業内組織として「マルチメディア」対応の部署ができたなどのニュースであったりする。ニューメディア関係では,ある「メディア」がマスコミに登場する頻度が高くなると,そのメディアは成功しないというジンクスがある。果たして「マルチメディア」も同様であろうか。事実,具体的な応用イメージが掴めないという声も聞く。将来への期待と不透明感が人々の混乱のもとになっているのかもしれない。ここでは,「マルチメディア」の現状を第一回目で概観し,第二回目に,その応用事例を述べるとともに,課題を見つめ,将来を展望していくことにしたい。進展しつつある「マルチメディア」の把握に役立てば幸いである。
著者
手嶋 毅
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.266-271, 2006-06-01 (Released:2017-05-19)
参考文献数
6

博物館・美術館は,美術工芸品をはじめ歴史資料などきわめて広い分野にわたり貴重な文化財を保存修復展示している。われわれは,これらのコレクションがさまざまなメディアで広く紹介されることによって,はじめて博物館・美術館へ出かけて本物を観る楽しみへと誘われる。このように所蔵作品の情報公開は,博物館・美術館にとって極めて基本的な活動の一つと位置付けられるようになってきた。近年のデジタルアーカイブ化とインターネットのブロードバンド化の動向により,博物館・美術館の所蔵作品デジタル画像を従来の限られた専門分野のみに提供するのではなく,広く商業的なさまざまな用途へとその利用範囲を広げる先行的な事例が始まってきている。この画像ライセンス事業の事例を報告するとともに権利処理について概観する。
著者
手嶋 毅
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.266-271, 2006-06-01

博物館・美術館は,美術工芸品をはじめ歴史資料などきわめて広い分野にわたり貴重な文化財を保存修復展示している。われわれは,これらのコレクションがさまざまなメディアで広く紹介されることによって,はじめて博物館・美術館へ出かけて本物を観る楽しみへと誘われる。このように所蔵作品の情報公開は,博物館・美術館にとって極めて基本的な活動の一つと位置付けられるようになってきた。近年のデジタルアーカイブ化とインターネットのブロードバンド化の動向により,博物館・美術館の所蔵作品デジタル画像を従来の限られた専門分野のみに提供するのではなく,広く商業的なさまざまな用途へとその利用範囲を広げる先行的な事例が始まってきている。この画像ライセンス事業の事例を報告するとともに権利処理について概観する。