著者
押本 理映 横田 裕丈
出版者
日本徒手理学療法学会
雑誌
徒手理学療法 (ISSN:13469223)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.73-77, 2019 (Released:2019-10-23)

米国で出会った,徒手療法のInstitute of Physical Art(IPA)のショートコースを受講した。IPA によって開発されたシステムは,Functional Manual Therapy®(機能的徒手療法)と言い,患者自身の運動を用いてモビライゼーションを行う特徴がある。また,mechanical(機械的・構造的),neuromuscular(神経筋),motor control(運動制御)の3 要素を重視しており,評価や治療においてこれらを統合したアプローチ方法を学ぶことができる。本稿ではIPA のコースを紹介するとともに,海外でコースを受講し感じたことを述べる。