著者
新井 イスマル
出版者
明石工業高等専門学校
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012

AR(AugmentedReality)と呼ばれる、現実世界の映像にその場の説明情報を付加するサービスを実現するには、ユーザが何処にいてどの方向を向いているかを正確に推定するといった測位・姿勢推定技術が不可欠となる。本研究ではスマートフォンのカメラ映像およびセンサ情報を活用して、大阪梅田周辺地下街で実験した結果、屋内測位誤差の最大値は約4m、平均値と中央値は約1mとなった。姿勢推定についてはあらかじめ撮影した背景パノラマ写真の範囲内に概ね収まる結果を得た。