著者
新村 元植 中村 礼香 シンムラ ゲンショク ナカムラ アヤカ Genshoku Shimmura Ayaka Nakamura
出版者
鹿児島女子短期大学附属南九州地域科学研究所
雑誌
南九州地域科学研究所所報 (ISSN:09110275)
巻号頁・発行日
no.30, pp.43-53, 2014

「鹿児島市における幼児期から児童期移行の音楽プログラムの取り組みⅠ」(鹿児島女子短期大学附属南九州地域科学研究所所報第28号 2012)では、幼小接続期に起こる「小1プロブレム」軽減を目的に、幼稚園において年長児を対象にリトミックを使用した音楽プログラムを実施した。その結果、この音楽プログラムに対する有効性について、当該幼稚園園児及び教諭の高評価を得た。そこで、この音楽プログラムの有効性を小学校低学年児童でも検証することにした。その結果、小学校低学年児童において幼稚園園児と同様に興味関心を引き出すことができた。このことにより、この音楽プログラムの可能性を確認できた。また、当該幼稚園教諭による音楽プログラムを実施し、汎用性を考察した。
著者
新村 元植
出版者
鹿児島女子短期大学
雑誌
鹿児島女子短期大学紀要 = Bulletin of Kagoshima Women's College (ISSN:02868970)
巻号頁・発行日
no.52, pp.83-92, 2017

台湾で小学校から実施されている公教育は日本と同様に6・3・3・4制であるが, その中でも本稿では小学校での音楽教育に注目する. まず, 小学校では表現系の教科である美術 (図画工作) や音楽, 演劇要素を含む身体表現を統合し, 2000年から 「芸術と人文」 に教科を統合した. 本稿では 「芸術と人文」 の概要を紹介し, 15年ほど経過したこの教科が現在においてどのように機能しているのか, その問題点は無いかを検証した. その結果, 訪問した前金小学校では週3校時実施している内容は統合以前と変わらず, 音楽2校時, 美術1校時であった. そして, 身体表現を含む演劇的要素は教師が不足しており毎週実施する教科授業としては実施していなかった. また, 一部の公立小学校においては各才能に秀でた児童を集めて才能教育クラスを設置して専門的な教育を実施している. この中でも音楽才能教育について紹介し, その成果について検証した. 訪問した小学校では, 教師が児童の才能を育成する充実した教育が実施されていたが, 児童の費用負担など, 日本の公教育とは相違する教育方法が選択されていた.