著者
早川 雄司
出版者
科学技術・学術政策研究所
巻号頁・発行日
2014-09 (Released:2014-09-19)

国民の科学技術に対する関心と科学技術に関する意識との関連について検討した。その主な結果は以下のとおりであった。1)科学技術に対する関心が低い層は、科学技術の持つリスクや不確実性に否定的である、2)科学技術に対する関心が低い層は、科学技術への参画意識が低い、3)科学技術に対する関心が低い層は、様々な課題の達成に向けた科学技術への期待が低い、4)科学技術に対する関心が高い層と比べ低い層は、新聞や本を読まない、5)小・中学生の頃の理科に関連する経験は、将来の科学技術に対する関心の程度に影響を及ぼす。
著者
早川 雄司 茶山 秀一
出版者
科学技術政策研究所
巻号頁・発行日
2013-07 (Released:2013-08-23)

2012年10月8日、スウェーデンのカロリンスカ研究所は、京都大学の山中伸弥教授に2012年のノーベル医学生理学賞を授与することを発表した。本調査は、日本人によるノーベル医学生理学賞受賞が国民の科学技術に関連する意識に与えた影響について把握するため、2012年11月、2013年1月及び3月にインターネット調査を実施した。その結果、国民、特に女性の科学技術の話題に対する関心や子どもの研究者の仕事に対する関心などの高まりが見られた。
著者
早川 雄司 茶山 秀一
出版者
科学技術・学術政策研究所
巻号頁・発行日
2013-07 (Released:2013-08-23)

2012年5月21日、日本の広範囲において、非常に珍しい天体現象である金環日食が観測され、多くの国民が実際に太陽を観察した。本調査は、この金環日食が国民の科学技術に関連する意識に与えた影響について把握するため、2012年6月、8月及び12月にインターネット調査を実施した。その結果、国民の宇宙や天体に対する関心や子どもの理科に対する関心の高まりが見られた。