- 著者
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竹中 秀行
市成 光広
谷本 憲彦
早瀬 善男
新川 求
市場 常男
益子 道生
林 幸之
武田 禮二
- 出版者
- 日本農薬学会
- 雑誌
- 日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
- 巻号頁・発行日
- vol.23, no.2, pp.107-112, 1998-05-20
- 被引用文献数
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9
種々の2-(置換フェノキシメチル)フェニル-2-メトキシイミノアセトアミド誘導体を合成し, フェノキシメチル部の置換基と殺菌活性における構造と活性相関について調べた.その結果, フェノキシメチル部のベンゼン環が無置換の化合物に比較して, ベンゼン環の2位, 3位または4位がメチル基またはハロゲンで置換された化合物の方が活性が高かったが, ベンゼン環の2位に比較的嵩高い置換基が導入された化合物は活性が低下する傾向が見られた.また, モノ-置換体より2, 3-, 2, 4-または2, 5-ジ-置換体の方が活性が高く, とくに2, 4-ジメチル, 2, 4-ジクロル, 2, 5-ジメチルおよび2, 5-ジクロル体の活性が最も高く, スペクトラムも広かった.一方, 2位と6位に同時に置換基が導入された化合物は著しく活性が低下した.メトキシイミノ部の幾何異性体間ではE-体の方がZ-体より活性が高かった.