- 著者
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服部 潤吉
- 出版者
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部
- 雑誌
- 新潟青陵大学紀要 (ISSN:13461737)
- 巻号頁・発行日
- vol.8, pp.185-196, 2008-03-10
わが国では精神科病院において長期入院の問題が続いている。入院患者の特徴は統合失調症、長期入院、高齢者が多いことなどである。以前から、それらの人たちの受け入れ先としてグループホームの重要さが言われている。グループホームは単なる住居ではなく、自由でさまざまな支援と仲間がいることが特徴である。ここでは新潟県内の精神障害グループホーム調査から、そこでの障害者の特徴、支援の内容、課題などについて研究した。特に2005年から実施された障害者自立支援法後も、精神障害者の生活を支えるものとなっていないばかりか、むしろより困難な状況になっていることがわかった。今後の課題について考察する。