著者
木下 信行
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.14, no.6, pp.333-338, 2015-06-25 (Released:2016-06-25)

現在の決済ネットワークは、銀行券の偽造防止や銀行のコンピュータのセキュリティ確保に大きなコストをかけて運行されている。企業では、グローバル化やIT 利用のユビキタス化がすすんでおり、現状の決済サービスでは限界がある。本稿では、決済の現状を説明したうえで、顧客ニーズの変化に対応するため、暗号通貨の基礎にあるIT や社会的枠組みを銀行が用いることを提案する。