著者
木原 淳一
出版者
島根大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

イネごま葉枯病菌を用いて、近紫外線及び青色光照射によって発現が増加する50以上の新規光環境応答遺伝子を明らかにした。そして、光受容体の候補となりうるオプシン様遺伝子、及び、青色光受容体(BLR1)の制御を受ける遺伝子等を見いだした。イネごま葉枯病菌の分生胞子形成は太陽光の照射条件に依存しており、宿主植物への感染に対する寄生戦略が推察された。また、紫外線防御に関連するメラニンの植物病原糸状菌における役割を明らかにした。