著者
木村 一平 王 瓊 王 建青
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.185, pp.41-46, 2009-08-28
被引用文献数
2

高齢化社会の到来に伴い,通信機能を有する人体装着或いは埋込み型生体センサによる医療や生体情報の管理,遠隔治療など,いわゆる医療支援情報通信技術の確立が期待されている.本研究では,ワイヤレスボディエリア通信を実現させるために,超広帯域(UWB)伝送に着目し,人体姿勢動作及び床からの反射を考慮した人体伝送路特性を測定し,インパルス応答のモデリングを行った.また,インパルス応答を用いて,代表的なUWB-IR(Impulse Radio)通信方式における誤り率特性を計算機シミュレーションにより明かにし,UWBボディエリア伝送の実用性を検討した.