著者
木村 克治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム
巻号頁・発行日
vol.97, no.255, pp.1-6, 1997-09-18
被引用文献数
2

リニアゲインセルの実現方法とそれを用いて完全なバイポーラ4象限アナログマルチプライヤを実現する方法を明らかにした。これまでに知られている交叉接続バイポーラ差動対を用いる方法以外にも、交叉接続バイポーラトリプルテールセルを用いるやり方とマルチプライヤ・コア回路としてバイポーラクァドリテールセルを用いた完全な4象限アナログマルチプライヤの実現方法を再提案した。また、こうして実現された完全な4象限アナログマルチプライヤの伝達特性の実測値を示して線形動作していることを示した。
著者
木村 克治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05

アナログ信号処理において、線形トランスコンダクタンスアンプ(linear transconductance amplifier, i.e., OTA: operational transconductance amplifier)は必須のフアンクションブロックである。本稿では、差動対をトリプルテール・セルに替えてmulti-tanh技術を適用した、スーパーmulti-tanh技術を提案し、線形入力電圧範囲を拡大できることを明かにする。