- 著者
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             木村 賢史
             
             西村 修
             
             太田 祐司
             
             三嶋 義人
             
             柴田 規夫
             
             稲森 悠平
             
             須藤 隆一
             
          
- 出版者
- 公益社団法人 土木学会
- 雑誌
- 土木学会論文集 = Proceedings of JSCE (ISSN:02897806)
- 巻号頁・発行日
- vol.720, pp.15-25, 2002-11-22 
- 被引用文献数
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             2
             
             
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        葛西人工海浜における造成後の魚類, 鳥類及び, 水辺植生の遷移の過程を検討した. 東なぎさの魚類種数は造成終了前後の時点に回復しているが, 個体数は変動が大きく河川水による塩分濃度の低下が制限要因と推測された. 葛西人工海浜 (東なぎさ) の鳥類は立ち入り禁止という高い安全性と干潟の面的広がり等により造成前の種数に戻っており, 個体数は, 主な餌である底生動物の個体数と関連することが推測された. また, 東なぎさの水辺植生は, 造成後15年を経て遷移初期のヨシ湿原の段階にあり, 植生も多様化の傾向に向かっていると推測された.