著者
松村 敦 末次 美央 宇陀 則彦
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.169-176, 2008-05-23 (Released:2008-09-08)
参考文献数
5
被引用文献数
1

辞書を読み物として活用することを目的として,語の関連性に着目した辞書リーディングシステムを構築した.本システムは,1 つの語を引くと,同音異義語,反義語,有名フレーズに共起する語など7 種類の関連語を提示する.これによって,利用者は興味を持つ語をたどることが可能となり,辞書を読み進めることができる.実際にシステムを利用してもらい,アンケートを実施したところ,辞書を面白く読み進めるためには,未知の語・未知の関連の発見が重要であることが示された.