著者
原田 直樹 本島 彩香 五十嵐 和輝 野中 昌法
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.613-619, 2015-10-15 (Released:2015-10-29)
参考文献数
17

2012年に桑の葉茶から100Bq kg-1を超過する放射性セシウムが検出された。これを受け,本研究では二本松市内の桑園でクワにおける137Csの濃度分布を調査した。その結果,食用となる先端から30cmまでの上位葉において下位葉より137Cs濃度が高いこと,樹幹の表面に放射性核種が偏在していることなどが明らかとなった。また,樹幹へのカリ液肥の散布は,食用とされている上位葉(0~30cm)の137Cs濃度を有意に低下させたが,実用技術とするには不十分と判断された。
著者
原田 直樹 本島 彩香 五十嵐 和輝 野中 昌法
出版者
Japan Radioisotope Association
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.613-619, 2015

2012年に桑の葉茶から100Bq kg<sup>-1</sup>を超過する放射性セシウムが検出された。これを受け,本研究では二本松市内の桑園でクワにおける<sup>137</sup>Csの濃度分布を調査した。その結果,食用となる先端から30cmまでの上位葉において下位葉より<sup>137</sup>Cs濃度が高いこと,樹幹の表面に放射性核種が偏在していることなどが明らかとなった。また,樹幹へのカリ液肥の散布は,食用とされている上位葉(0~30cm)の<sup>137</sup>Cs濃度を有意に低下させたが,実用技術とするには不十分と判断された。