著者
本田 真望 大島 邦夫
出版者
一般社団法人日本応用数理学会
雑誌
日本応用数理学会論文誌 (ISSN:09172246)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.243-256, 2008-06-25
被引用文献数
1

社会一般において様々な順位付けが行われている.スポーツにおいては顕著であり,多種多様な順位付けの方法が存在する.特に大相撲では番付という特異な順位付けを行っている.本論文では番付における順位付けの特徴を推測し,暫定的な変動規則を定義する.さらに数理的観点から見たランキング手法を提案し,実際の番付との比較を行う.最後に,番付編成の不規則性に対応するため,提案手法に主観性を導入する方法について述べる.
著者
本田 真望
巻号頁・発行日
2005

第1章 序言 1.1 研究の背景 有史以来,人間は都市に生活し,経済・文化を初めとするさまざまな活動を行ってきた.産業革命以降,経済が世界的規模で進展し,既成の都市への人口の集中と都市の拡大や周辺への拡散などによって都市という形態で暮らす人口も都市の数も大幅に増加を続け,今日に至っている[都教87].つまり現在,生活と経済・文化等の諸活動の大部分が都市を舞台として展開される時代であり ...