著者
李 可人 井筒 雅之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.97, no.539, pp.55-60, 1998-02-12
参考文献数
11

本論文では、ミリ波帯で動作する新しい光検波器を提案した。新しい光検波器は、帯域動作の利点をフルに生かし、検波器の出力を最大になるように、進行波型の概念を用いながら、多段共振器と反射スタブを設けた。本論文では、共振器と反射スタブをそれぞれショットとオープンの四分の一波長の共平面導波路(CPW)スタブを用いた。光導波路を伝播する光波とフォットダイオードによって生じた共平面導波路を伝播するミリ波との間の速度整合はS字型蛇行ミリ波伝送線路によって実現した。