著者
李 昌訓
出版者
長崎国際大学
雑誌
長崎国際大学論叢 (ISSN:13464094)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.19-25, 2002-01-31

観光者行動による観光地選択は,いままで多くの研究がなされて来たが,必ずしも十分であるとはいえない。本論文は潜在観光者がある観光目的地を決める時,その観光地に対して持っているイメージが決定要因として作用するという観点より,ハウステンボスに対する観光イメージを形成する要因について,韓国の若い新世代大学生を対象に分析した。その結果,魅力性,経済性,都市体験,非日常的体験,親近感,そして利便性の6つの要因が抽出された。また,ハウステンボスの訪問意図に対する動機づけに彼らが抱くハウステンボスへのイメージが少なからず影響していることも示された。