著者
村上 絵美 大井 喜久子 宮川 謹至 藤田 隆 和田 光俊 重松 麦穂 小田島 亙 木下 健太郎 大形 英男 松邑 勝治
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.69, no.11, pp.497-503, 2019-11-01 (Released:2019-11-01)

科学技術振興機構が運営する電子ジャーナルプラットフォーム「J-STAGE」は,1999年10月に運用を開始し,2019年10月に20周年を迎える。運用開始当時の登載誌はわずか3誌のみであったが,現在,登載数は2,900を超えている。わが国の約半数の学協会が利用する電子ジャーナルプラットフォームへと成長したJ-STAGEだが,近年の学術コミュニケーションや研究フローの変化に伴い,新たな課題が浮き彫りとなってきている。本記事では,J-STAGEの最新の公開状況やサービス内容を解説するとともに,新たな課題,特に,オープンアクセス推進に向けた取り組みなどを紹介する。