著者
村瀬 隆史 西島 悠輝 藤田 誠
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.41-41, 2011

本研究では、カチオン性の自己組織化中空錯体を用いて、ナフトアルデヒドとメルドラム酸のKnoevenagel縮合を行った。アルデヒドを包接したカチオン性錯体は、錯体外部からのメルドラム酸の求核攻撃を促進し、アニオン中間体を安定化した。縮合生成物は錯体に包接されず、原料のアルデヒドとのゲスト交換が起きる。そのため、縮合は触媒量の錯体で進行した。