著者
松元 清悟 野嶋 慎二
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.39.3, pp.751-756, 2004-10-25 (Released:2017-08-02)
参考文献数
7

この研究の目的は、長浜市を対象地区とし、まちづくり視察の実態とそれによるまちづくり手法の波及の実態を明らかにすることである。得られた知見は以下の通りである。1)まちづくり視察団体には多様な組織があり、視察目的には、「自身のまちづくり活動に活かすため」「まちづくりに対する研究・興味等」であった。視察内容は多様で、「商店街組合」はまちづくり手法関連を、「大学・研究機関」はまちづくり団体関を重視している。2)まちづくり手法の波及は、地域間ネットワークを形成することで波及の割合が高まる。また、まちづくり手法の波及と視察回数には関係がある。また、視察団体ごとにまちづくり手法の波及に差異が見られた。