著者
松本 靖彦
出版者
東京理科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究補助金を用いて遂行した資料(史料)調査に基づき、研究代表者はチャールズ・ディケンズの想像力の特質を、彼が作家として成功する前に習得した速記とのアナロジーを鍵として分析した。その結果得られた発見を作品論や作家論の形で論考にまとめ、そのいくつかを学会での口頭発表や学術誌掲載の論文として発表することができた。また研究過程で得られた知見を活かした翻訳作品も発表することができた。本研究によってディケンズならびにヴィクトリア朝文化研究に独自の貢献ができたものと思われる。